自宅で使ってる愛用デスクトップPCではELSAのVGAカード「GLADIAC 796 GT SP」を使っています。
最近のGLADIACシリーズではもはやHDMIによる音声の同時出力が標準化されていて、マザーボードのS/PDIF端子と接続するだけで音声も同時にディスプレイに出力できるわけです。
もう3月頃の話になりますが、マザーボードを交換したついでに音声と映像の一本化を図ることにしました。
そこでGLADIACに同梱されているマニュアルにVGAカードとマザーボードとの接続方法が書かれているとおりに接続したのですが、その通りにやっても音が出ませんでした。困った(´・ω・`)
でもなんとか解決したので、ちょっとメモ。
結論から言うと、説明書のとおりにやると接続する2本のコネクタが逆だったんです。
S/PDIF音声ケーブル接続ガイド – 株式会社 エルザ ジャパン
このリンク先に上のような具体的な接続方法が載ってるわけなんですが、赤と黒のケーブルがつながっているコネクタをVGAカードに挿している図に注目すると、手元の実物(下の写真)と比べるとケーブルの色が逆転していました。
しかし、製品ごとに微妙に仕様が異なるのは良くあることだし、VGAカード側のピンアサインについては明記されていないので、コネクタが刺さるままに挿ささざるを得ません。逆にはさせないようになっていますからねぇ。そしてマザーボード側は説明どおりに接続したんですが。。。
しかし。。。いくらやっても音が出ない!!
ドライバのせいじゃないかとか、ディスプレイがおかしいとかいろいろ考えましたが、全部はずれ。こんなことに結構時間を割いてしまいました。
しばらくたってようやく気づいたのですが、上の写真を良く見るとコネクタの接続部に三角マークがついてます。三角マークの位置はたいてい同じグループのピンの中の1番ピンを指しています。特に2本だけで構成されている場合は、プラス極であったり、信号が出力されている側(GNDではない)を示すことが多いです。
今回の場合、黒のケーブルのピンに対して三角マークが付いているので、それをS/PDIF OUTの側だととらえると、マザーボード側の接続を逆にする必要があります。(前述のとおり、コネクタを逆さに挿せないようになっているので)
そういうことで、赤と黒のコネクタを逆に差し替えてみたらあっさり音がでました。。。
やはりこの手の説明書は鵜呑みにしないで初めから疑ってかかるべきですね。教訓になりました。
でもようやくHDMIのおかげで、音声と映像がケーブル一本で実現した上に、ケーブルも細くなり、取り回しもしやすくなりました。一時期はPCの背面に22本ものケーブルを繋いでいた事もありましたが、徐々に減りつつあります。マウスも無線化したことだし、ディスプレイも無線になって、電源ケーブルだけが有線になる時代も近いのかなぁ~
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