先日SEGAから満を持して発売された初音ミクを主体とするPSPのゲーム『初音ミク -Project DIVA-』を買いました。
結構いいですね、これ。
よくやったSEGA
誰もがそう言っただろう。
基本はリズムゲームで、ビーマニやポップンミュージックと同じ類。初音ミクや鏡音リン・レンなどを使用して作られた楽曲が用いられており、ニコニコ動画などでよく見かける曲が収録されています。ローディング画面にもフリーのイラストが多数収録されており、自由にSSを取り込んで保存することができます。
で、まぁいわゆる音ゲーなので、流れてくるマークにあわせてリズム良くボタンをたたくわけです。その後ろで初音ミクが踊ったりする、と。・・・そこまでは普通の音ゲー。こいつはここからが違います。その最大の魅力は『リズムゲームエディット(PVエディット)』。要は自分で好きな楽曲を使ってリズムゲームを作ったり、自由に初音ミクを躍らせてPVを作ったりできます。使用する音源には外部からmp3ファイルを取り込むことができるので、どんな曲でも使えます。つまり、自分の創作した楽曲のPVを割と容易に作ることができるので、数多くのアマチュアのボーカロイド作曲家には持ってこいなわけです。
その他にもミクの部屋を眺めるモードや、ピアプロとの共同企画で一般募集された多彩なコスチューム(鏡音リン・レン、巡音ルカ、弱音ハク、亞北ネルなどに変身したりもする)なども取り揃えられているため、ミク厨にはたまらない内容になっています。
こんな風にPVはSSが撮れます。ミクの3Dモデルやコスチュームが秀逸。さすがセガ。
収録曲のタイトルロゴはみんなデザインされています。
見てるだけで楽しい、そんなPV。
そんでそんな内容につられて予約購入した俺ですが、1日で全曲ノーマル難度以上をクリアしてスタッフロールまでいけてしまいましたw全体的にやや易しい難易度設定になっています。それにしても、好きな曲と知らない曲で自然にかなりの点数差が出てきてしまいますねw
話題になった『みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』は一番最後の高難度の曲になっていますが、一定のフレーズを繰り返す“ノリ”がいい曲なのでがそれほど難しくはなく、むしろ『ミラクルペイント』のようなリズムのつかみづらい曲や指の筋トレかとも思うほどの連打の多い『えれくとりっくえんじぇぅ』や背景が目まぐるしく変わってマークが見づらい『初音ミクの消失』の方が難しかったりします。ちなみに一番好きな『Dreaming Leaf -ユメミルコトノハ-』はあっさりGreat評価が取れたりして。
ミクのモデルリングもかわいくできてますし、結構内容には満足していますが、やはりいくつか難点が。
- リザルト画面で発せられるボイスが初音ミクと比べて鏡音リン・レンは声がひどい(かなりマシンっぽい)
- PV鑑賞中はSSが撮れるのにリズムゲームプレイ中は撮れない
- エディットモードでメトロノームが処理落ちして正確じゃない
- エディットで曲を流しながら現在の小節を確認できないのが痛い
- リズムゲーム中で背景が激しく動くと処理落ちしてコマが飛んでしまう。他の音ゲーと違い、ボタンを押すポイントが画面にばらけて表示されるので、コマが飛ぶと非常にタイミングがつかみづらくなる
- かっこいいロック調が気に入っているbakerさんの曲が入ってない
とまあ、こんな感じですね。別に無理して修正してほしいほどのものではないのでそれほど不満ではありませんね。
つーことで、ボーカロイドの曲をあんまり知らない人もちょっとやってみてはどうでしょう。そして最後にもう一回言っておきます。
よくやったSEGA そして GJ!
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